抗アレルギー薬は埃やミルクのアレルゲンで効果が異なる

抗アレルギー薬とは、人間の体に発症するアレルギーの症状を抑えるための薬です。但し、全てのアレルギー症状を一種類の抗アレルギー薬でカバーできるわけではなく、アレルゲンや症状によっては、抗アレルギー薬は効果が低いこともあります。
人間のアレルギー症状では、原因物質は様々なものがあります。例えば食物アレルギーの症状を有する人の場合、ミルクが原因で発症することがあります。また、室内で埃を吸い込んだり、皮膚に接触することでアレルギー症状が発症する人もいます。
このように、アレルゲンとなる物質は様々であり、その物質が体内に入ってからアレルギー症状が出るまでに、体内ではさまざまな反応が発生しています。従来は、これらアレルギー症状を抑えるために、ステロイド剤と呼ばれる薬剤が用いられていました。ステロイド剤は、殆ど全てのアレルギー反応を抑える効果がある薬品ですが、効果が強い分、副作用も多くあり、場合によっては糖尿病などの重い病気を引き起こす恐れがあります。
ステロイド剤に代わって使用されるようになってきた抗アレルギー薬は、一部のアレルギー反応を予防できるように作られています。これは、アレルギーについての研究が進むにつれて、アレルギー反応を引き起こす化学伝達物質が新しく発見され、それらの物質に効果的な抗アレルギー薬が開発されるという流れが続いているからです。
例えばハウスダストとも呼ばれる埃や、埃と一緒に存在することが多いダニやその糞、死骸が原因となって発症するアレルギーの場合には、ヒスタミン剤を中心としていくつかの抗アレルギー薬が用いられます。一方、ミルク等の食物がアレルゲンとなっている場合、抗アレルギー薬は、ミルクが体の免疫系を刺激して発症するアレルギー反応そのものを抑える効果はわずかです。従って、ミルクなどにアレルギーがある場合には、原因となる食物を除去した食事にするといった対応が必要です。